目の前にいる人は自分

秋空

「相手は鏡」という言葉を聞いたことがあるかと思います。

自分の内面を映す存在として、家族や友人が発言したり行動したりして働きかけてくる。中には見たくない現実や、耳をふさぎたくなる話もあるかもしれません。

ここ最近、私も出会う人から頂くメッセージがその都度内省のきっかけになっていて、脳内会議をよくしています。

ヨガを通して知った精神文化についての書籍は、いつも私の傍らで支えになっていますし、そのことを語れる仲間の存在もとても大きく有難いものです。

指導においても、ポーズの深め方やヨガとの向き合い方など、様々な側面から生徒さんが質問をくださるので、私なりに今伝えられる全てをかみくだきながら伝えています。

自分が相手に差し出しているその言葉が、実は自分にも向けられているとしたら、そう思うととても丁寧に言葉を尽くして向き合いたいなと思うようになりました。

ヨガをよく知る人にも、よく知らない人にも、すべからく敬う心を持ってお話ししたいと思うのです。

「目の前にいる人は自分」そう思うと急に、目の前にいる人の存在がとても身近で尊く感じるのではないでしょうか。

これは私事ですが、大好きな趣味の話を真剣に話す人を見た時とても嬉しくなります。その人の目に映るものがキラキラと輝いて、美しいということが私の目にも映るように感じるからです。

日常生活における何かの役割を脱いで、(例えばお父さん・お母さん・息子・娘など)あなた自身として在ることが美しいのですよね。

それに気づくのってなかなか難しいかもしれませんが、事あるごとに「それ素敵だね」って伝えていけたらいいなと思っています。

私は「私たちは完ぺきな存在なんだ」ということをヨガの師匠に教わりました。それなのに、自分に自信がなかったり、減点方式に考えてしまったり、少し残念な生き方をしている方も多い気がします。

ヨガを学んでいくと、自分を労り、敬い、大切にすることを知っていきます。知識としてではなく、体感していきます。そして、もし目の前で自分をぞんざいに扱う人に出会ったら、私自身が私を大切にできているか再考するきっかけにしています。

そうして些細なことを無視せず、我慢せず、自分も相手もお互いに敬意を持って支えあっていけると温かいコミュニティが広がっていきそうですよね。

目の前にいる人は自分、そんな視点で相手の方とのコミュニケーションを楽しんでみてください。新しい気づきがあるかもしれません。